スコープ属性

概要


本記事ではスコープ属性について解説します。


スコープ属性とは


スコープ属性とは、あるスコープに関連づけられる key-value 形式の任意の属性です。それぞれのスコープに対して複数の属性を関連づけ、認可サーバーにおける認可決定やその他の処理に、それらの属性を活用できます。またいくつかの属性は Authlete があらかじめ定義しており、システム設定に用いられます。

設定方法


スコープの属性の設定は以下の手順で行います。

  1. サービス管理者コンソールにログインし、対象のサービスの編集画面を開きます。
  2. 「スコープを作成」ボタンを押下し、スコープの編集画面を開きます。
  3. 最下部の属性ボタンから属性を追加します。
  4. 属性の key と value の値を入力し、作成ボタンを押下します。各属性の key、value の値は文字列として扱われることにご注意ください。

定義済みのスコープ属性


以下にリストアップされた属性は、Authlete では特別な意味を持つものとして定義されています。
属性のキー
属性の値
説明
access_token.duration
任意の数値
スコープ単位でアクセストークンの継続時間を管理したい場合に利用します。詳細は「アクセストークン・リフレッシュトークンの有効期間をスコープ毎に設定する」をご覧ください。
refresh_token.duration
任意の数値
スコープ単位でリフレッシュトークンの継続時間を管理したい場合に利用します。詳細は「アクセストークン・リフレッシュトークンの有効期間をスコープ毎に設定する」をご覧ください。
fapi
r
FAPI read-only API プロファイルを有効化したい場合に利用します。詳細は「FAPI の機能を利用する」をご覧ください。
fapi
rw
FAPI read-and-write API プロファイルを有効化したい場合に利用します。詳細は「FAPI の機能を利用する」をご覧ください。



利用方法


スコープの属性はさまざまな場面で活用可能です。以下の Java による認可サーバーのサンプルコードは、クライアントからの認可リクエストを Authlete の /auth/authorization API を用いて解析し、そのリクエストに含まれるスコープに関連づけられている属性をもとに、なんらかの処理を行う例です。

// Call Authlete /api/authorization API.
AuthorizationResponse res = callAuthorizationAPI();

// Get scopes contained in the original authorization request.
Scope[] scopes = res.getScopes(); 

if (scopes == null || scopes.length() == 0)
{
    return;
}

// Check each scope's attributes.
for (Scope scp in scopes)
{
    // Get the scope attributes of the scope.
    Pair[] attributes = scp.getAttributes();

    if (attributes == null || attributes.length() == 0)
    {
        continue;
    }

    // Check each attributes.
    for (Pair attr in attributes)
    {
        // The key of the attribute.
        String key = attr.getKey();

        // The value of the attirbute.
        String value = attr.getValue();

        // If the key is the target one.
        if ("targetkey".equals(key))
        {
            // Do something with the value.
            doSomething(value);
        }
    }
}
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